代表的な(日帰り手術)の例
■鼓膜形成術→鼓膜に穴が開いて聞こえが悪い。
■鼓膜のチューピング→耳に水がたまって聞が悪くなっている。
■副鼻腔手術→いわゆる(ちくのう)があって鼻がつまる、頭が重い。
■アレルギー性鼻炎に対するレーザー治療。
■いびきの手術。
手術的治療
■日帰り手術が可能な病気
耳
(1)慢性中耳炎 外傷性鼓膜穿孔など
鼓膜穿孔(鼓膜に穴が開いている)があり、聞こえが悪かったり、耳漏(みみだれ)が出て困っている場合、日帰りで鼓膜形成術が可能です。
鼓膜形成の術前の写真です
鼓膜形成の術後の写真です
(2)真珠腫性中耳炎
真珠腫(中耳炎のあるタイプ)の場合は多くは入院が必要ですが、程度の軽いものは、入院せずに外来で上鼓室開放術(鼓室形成術のひとつ)ができます。
(3)滲出性中耳炎
耳(中耳、鼓膜のうちがわ)に水がたまり聞こえが悪くなっていたり、耳閉感(耳がつまっているように感じる)
病気の場合、非常に簡単(数分-十数分)に鼓膜換気チューブ留置術(チュービング)ができます。
鼻
(1)アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎(あるいは肥厚性鼻炎)で鼻がつまったり、くしゃみ、鼻みずがひどい場合は、レーザー照射で解決できます。通常の外来診察としてできます。
(2)ちくのう(慢性副鼻腔炎)
ちくのうで鼻がつまったり、黄色い鼻汁がでたり、頭が重かったりする場合、内視鏡を使った、日帰り副鼻腔手術が可能です。
(3)鼻中隔彎曲症(鼻ッ柱がまがる病気)
鼻中隔彎曲症(鼻ッ柱がまがる病気)で鼻がつまる場合、外来手術として鼻中隔矯正術ができます。
その他
いびきの手術
いびきの原因の多くは、口蓋垂(のどちんこ)や口蓋弓(のどちんこのまわりの膜状の部分)が、異常に振動することにあるので、外来手術として、ここをレーザー照射を加えて形成することにより、いびきが消失~軽減されます。